夏は仕事の天王山
去年からブログをつづっておりますが・・・どうやら、夏は私にとって仕事の天王山?!
のようです。
夏ごろに、悩ましい~もの・・・いや、やりがいのあるOBJECTの依頼がきます。
去年は公式デビュー作(?)ともいえる、愛知県陶磁資料館の仕事で夏が終わりました。
その裏には、マイセンの大作やら(納入先のご事情であんまり大きな声で言えない。)
古伊万里のものすごく大きな壺の蓋(蓋はちっちゃいけど ^~^;)
今回も、すっごい所から依頼がありました。しいていえば「芸能界」でしょうか。
(キャー)
直接ではなく、間接的に依頼がきたのですが・・・。
まあ、修復の世界は「裏方」なので、プライバシーを守らねばいけないということもあり、
ブログなどで公表した日には袋だたきにあうでしょう。
(または、仕事が来なくなる。)
でも、自慢したい気もする・・・。(でも、言わないですー。)
みなさん。「芸能界」といキーワードで、好きなだけ想像してくださいネっ。
今回は、技術的に難しい仕事で・・・ほんとに、頭に10円ハゲが出来そうになるかと思いました。
(^~^;)・・・冗談です。髪フサフサです。
金彩とか銀彩・・・って陶磁器の装飾でありますよね。
じーっと見るとですね。それが、単なる金色ではなく、いろんな金色があることにお気づきになるでしょう。同じメーカーでも違うし、時代が違えばまったく違ってきます。
修復の場合、金色、銀色にも色目があり(レモンイエロー系、オレンジ系 等)それをあわせつつ、光沢感(艶 or つや消し)もあわせていかなくてはならぬのです。
赤、とか黄色でしたら、顔料の微調節で合わせていけるんですが・・・。
金、銀・・・は、ほとんど微調整がききません。
合わないってことは、修復跡が目立つということです。
これほど、修復家(共継ぎ)にとって残念なことはありません。
なるべく目立たなく、そしてオリジナルに限りなく復元していって、お客様に喜んでいただく・・・。
今回の仕事では「自分に破れたりーーーー」って叫びたくなるくらい、悔しかった・・・。
(最善の技術で完成させて納品はしましたが・・・)
修復業・・・・いつも真剣勝負。
夏だけでなく、いつも天王山なんだな・・・。