世の中、不景気、不況・・・・と沈んでおりますが、いままではさほどピンときていませんでした。
少し遠いところの世界のような気がしていました。
でも、身近になったのは、修復完了の品を、とあるお客様お返ししようとおもって、電話をかけてからのことです。
骨董ジャンボリー(2008年1月)でお預かりしたお品を、半年後の夏にお返ししようと思っていましたが、お客様の都合がつかず、1年後ということになりました。
つまり、今回の骨董ジャンボリー(2009年1月)でお渡しする手筈になっていました。
確認を・・・とおもって、電話をかけると
「オレ、いけなくなっちゃったんだよなぁー。実は失業しちゃって・・・・。お金ないんだよー。4月ごろ失業保険が入るから、そのときに送ってくんない?」
こういうときは、どんな声をかけたらよいのかわかりません。
「かしこまりました。」とだけいって、電話を切りました。
あちらだって、望んだことではないと思います。
もう、お代はいらないよっ・・・・って、お返しできたらどんなに楽なことでしょう。
しかし・・・こちらもビジネスなので、御代金をいただかなければ、商売が成り立っていきません。
・・・・・・・・考えさせられました。
セコムの創業者 飯田亮氏が『世界のどこにもない会社をつくる』という著書で・・・
「(お店の)金はお前の金なんだ、おまえにはもらう権利がある、向こうは払う義務がある。だから取ってこい。商売っていうのは契約なんだ。」
という父上の教えが書かれていたのを思い出します。
「金のない人は払わない。金のある人は払う。それも、先に行った人に払う。」
そうだよなぁ、と。
シビアですが、お人よしでは商売はしていけない・・・・。
商売というのは、覚悟も必要なのだと思いました。