つい最近まで知らなかったのですが、関野吉晴さんという冒険家がいて、それがわたしの先輩であったということを・・・。
某テレビ番組で・・・・日本の3大冒険家を紹介していたのですが。
植村直己。(北極犬ぞり)
堀江謙一。(ヨット)
そして、
関野吉晴(グレートジャーニー)
なんですって。
そのテレビのVTRでは、関野さんが海をカヌーで渡っていく様子で、ものすごいそばにクジラが2頭、ばっしゃばっしゃと水しぶきをあげている・・・というすごい映像が写っていた。
そんな先輩が、東京の平成卒業生の集いの講師としてやってくる・・・ということで、教室を早く切り上げ、参加したのであります。
まずは、関野さんが檀上に登場したときの、周りの反応。
「く、黒っつ!!!!」
見事に日焼けされ、日本人離れした黒さ。
そりゃそうです。冒険中は、UVカットなんていっている場合ではありません。
お話は、まず、なぜ一橋に入学してしまったか・・・というところから始まり、大学時代に冒険部を設立してアマゾンに入り浸っていたこと。冒険しつつ考えたこと。考えた結果、医学部に入り、医者になり、そしてアフリカから誕生した人類が、どうしてユーラシア大陸を通って、アメリカ大陸まで拡散していったか?
それは、世界中を冒険してると、なぜこんなところに日本人と似たような人がいるのという疑問からだったそう・・・。
現在武蔵野美術大学で文化人類学を教えていらっしゃる・・・といえば、ナルホドーとうなづいてしまうのですが。「どうして人類は拡散していったのか」という問いに対する答えはなかなか興味深いものがあり、これこそ関野さんの冒険「グレートジャーニー」のはじまりなのです。
そうです、関野さんは「グレートジャーニー」と称し、逆ルート、南米からアフリカまでを自分の脚力と腕力だけでたどる旅をなんと10年間かけて続けたのだそう・・・。
それは、お話もすごかったですが、インパクト大だったのが映像でした。
関野さんが、自転車でアフリカのサバンナを走っている様子・・・。
キリンの横、象の群れ、ライオンに食われないかと心配になるくらい・・・。それよりも自転車でサバンナを快走している様子が、なんだかおかしくって・・・(ミスマッチ)
普通は車とかジープじゃないですか・・・。
関野さんのポリシーは文明の利器に頼らず自分の力で・・・。
他にも、カヌーをつくるのに、砂鉄から集めてナイフをつくるというお話なども興味深かった。
5キロの鉄をつくるのに150キロのサテツが必要で、その砂鉄を鋳造するには、300キロの木材が必要だという。つまり鉄をつくるために森林破壊が起こるわけで、鉄器の文化がはじまったときから、人類は森林破壊をしてきた・・・という歴史。
さらに、鉄の文化のすごさ。アマゾンの僻地にいっても生活の中に鉄はぜったいある。(ガラス、プラスチックなどはなくても生活している)
ただの冒険の話から文化、歴史が見えてくるところが面白い。
それが、また関野さんのすごいところかもしない。(さ、さすが先輩っつ☆)
「自分で歩いて、見て、考える」知識・情報よりも実際に体験することの大切さをおっしゃっていたけれど・・・これはウンウンとうなずいてしまった。
いま現在は、日本人のルーツをたどる「新グレートジャーニー 日本人の来た道」という冒険をしていらっしゃるとのこと。これはまだまだ続くようですが、冒険が終わったらテレビ放映されるので、ぜひCHECK IT OUTしてくださいネ!

懇親会では書籍販売があり・・・関野さんと、お話しできましたよ♪
サインをしてもらったときに、名刺を出して自己紹介したときに、ついつい売り込んでもうた・・・(いつもの調子で)
「先輩も変わったお仕事をしてらっしゃると思いましたが、私も変わった仕事してます。」
(陶磁器の修復・保存)
「へぇ~~~~~。ほんと~。じゃあ、インカのとか・・・できる?」
「も、もちろんですっつ。」
そりゃあ、なんでもやりまっせー。
顧客に冒険家の関野吉晴さん!!・・・・が加わる予定。(たぶん)
それは置いといて(笑)
わたしは、とても関野さんみたいに世界中を冒険はできない・・・・でも、修復する世界の陶磁器を通じて、グレートジャーニーをしているんだ・・・グレートジャーニーができるんだ・・・って思ったら、なんだかまた修復の仕事が面白くなってきた・・・。
日本、中国、メソポタミア、ヨーロッパ、イギリス・・・けっこう世界中のものをやってるなぁ。
インカのものは、まだ修復の縁がございません。関野先輩、ヨロシクお願いしまっス!(笑)