メイン

修復コラム アーカイブ

2006年09月12日

ずっと削ってます

ここ2週間ぐらい、カラーフィルした部分を削っている・・・。毎日毎日6時間くらい。

※カラーフィル:欠損箇所を色あわせしたパテで充填していくこと

イラン出土のラスタ鉢(13~14世紀ごろ)なんですが、ほんまに、終わらん・・・。

愛知県陶磁資料館の所蔵品で、来年の企画展で修復されたものが展示される予定なんですが、うわー。また学芸員さんに泣きのメールを送らねば。

もう、すでに一度「納期をのばしてくれ~」と泣きついておりますので、情けないことです。

今日は東海市においてある紙やすりをとりにいきます。(紙やすりが切れた・・・切れるほど仕事した。)紙やすりはイギリス製の某ブランドでないと、やっぱ仕事がはかどらんです。

ホームセンターや東急ハンズにいけば、同じような番手の紙やすりはありますが、違うんだよね・・・。このこだわりのため英国から送料かけて輸入しております。(経費かかりますが、妥協はできません。)

取りにいってから、またやすりかけです。

2006年09月13日

裏方の仕事

修復というのは、はっきりいって裏方の仕事です。
骨董・古美術商の裏方です。

ぜったい出ばってはいけません・・・。
でばったら、叩かれます。(OR 仕事こなくなる。)

・・・そして「信用」が何よりも大切です。

ミクシィで裏方ネタを書いてるお前が一番「口軽いぞっ」と注意されるかもしれません。

が・・・
わたしはクライアントを失う覚悟で(というのは冗談で・・・それなりの経験もつんでますので、ある程度の範囲で)

「修復の啓蒙活動」をするつもりです。

イギリスでは「古いものはこわれていて、あたりまえ。だから適切な修復を施し、それを保存していきましょう。」という精神がありました。ですから、修復家をそだてていかねばならぬ・・・という必要性もきちんと理解しており、わたしはその趣旨で設立されたカレッジに通っていました。

「もっとでばらんと・・・。日本でがんばらんとね。(Edward
 James先生のお墓の前で誓う)」

というわけで、”適度に”mixiで業界ネタを暴露していきます。

2008年01月12日

中国からスカウト?!

今回は初釜のため1日目欠席。2日目から骨董ジャンボリーの修理屋横丁に出席となった。
もうかれこれ何回目だろうか・・・。(メモを調べてみると2004年7月のジャンボリーからこの企画で呼ばれるようになった)

何回もやっていると顔見知りのお客さんもでき、なかなか嬉しいものだ。

というのも、修復は完成してお金をもらってナンボ。
ではなく、お金をもらってリピートしてもらうことが何よりも重要なのだ。

リピートしていただけるとは、修復を気に入っていただけたということ。

日本で長いことやっていると、厳しいお客様の目にさらされ、ほんとに自分が鍛えられているように思う。イギリスでやっていた頃よりも、要求されるレベルは高い・・・。フウ。

骨董ジャンボリーで依頼をうけたお客様に中国、北京からいらっしゃるTさんという人。(東京と中国を行き来しているようだ)初回、修理が完成した品を斜めにかざし「ここのスジは消えないのか。(はっきりいって、普通の人なら気に成らない程度デス。)」となめるようにチェックしていたけれど。果たしてその修復を喜んでくださったのかどうか。(やや日本語がカタコトである)

そのTさんがわざわざ電話で予約の上、再び修復依頼品を持ち込んできた。

あ、この前の修復、結局は気に入ってくれたんだ・・・。
ようやく確認できてほっとしたのと、また(手ごわいのが)来たかぁ~~~~と。

おとなしい日本人と違って、値切る値切る。そして値切ってから「最優先でやって」と注文をつける。

今回もあまりに要求ばかりするので
「だったら、他のところにいって修復してもらってください。」といったら(オ~、チエコさんこわいですぅ)
ようやくおとなしくなった。

まあ、ほんとに手ごわくて手のかかるTさんだけど、ちょっと嬉しいことを言ってくれた。
「中国には直し上手なヒトあまりいませんから、ワタシ、アナタ北京に招待するヨ。大歓迎スルヨ。」

バブル経済でイケイケの中国は、骨董がブームだとか。
工房いにしへ 中国進出か?!(笑)

「あなたも、いい仕事をしていたら、世界中から仕事がくるわよ。」

師匠のセーラ先生から、ワタシが日本に帰ることになったときに、もらった餞の言葉だ。
ずっと、こうなりたい・・・と思って仕事をしてきた。

実現の日は遠からず?近からず・・・でも、すこしはこの言葉に近づけたと思うと、なんだかワクワクする。それにしても、中国はほんと手ごわそうなので、もう少しやさしい国がいいのでは・・・と思ったり。
どっちかというとイギリスのがいいなぁー。でも、イギリスも充分、こわいけど。(笑)

2008年01月13日

ponohaleの北田さん☆家具修復

今回から、骨董ジャンボリー・修理屋横丁の家具担当がポノハレの北田さんになった。
北田さんは「家具修理」の本を出した頃、骨董ジャンボリーで講演もされて、そこで家具修復のお話を聞いたのが最初の出会いでしたが、もちろんそのときは直接話すこともありませんでした。

今回はブースにいらっしゃったので、わりと気軽に声をかけることができ・・・いろいろと楽しい話を伺いました。

北田さんは、なかなかおもしろい経歴の持ち主で・・・もともと大道具さんをやっていたとか。
作っては捨て、作っては捨て・・・の毎日に疑問を感じ、ふっと目にしたアンティーク家具の店先。「古いものを直してる・・・」作業に驚いたんだそう。

ponohale

※ponohale(ポノハレ)って・・・なんと、なんとハワイ語で家具っていう意味なんですって。

直している対象は違うけれど、直すことの意味は同じ。
やっぱりそういう人とは話していて面白い。今回もお話してて刺激をいっぱいもらったんだけど・・・。
なんでも前向きにやっていこーゼ・・・って姿勢には元気をもらったな。

その一つに「ブログも大切だよ」というお言葉。
ああ、サボリ気味でした。今年はいっぱいブログ書くぞ。


2008年01月23日

専用駐車場GET

名古屋工房のマンション建物のまん前の駐車場スペース(3台のみ!)にようやく空きがでて、その駐車場をGETすることができました。抽選があったんですが、みごと当選。

あけぇ・・・あけぇ・・・と念じて6ヶ月。
怨念が通じたかぁ~~~~~。というのは冗談ですが、今年の最大の神頼みがこれで終わらないようにがんばりたいデス。

マンション内の駐車場代金は相場よりも安く設定してあるため、ほんと助かる。
そして、まん前なのでお客様にも案内しやすい。

修復依頼のお客様。ぜひご利用くださいませ。m(_ _)m

2008年04月04日

銀座~で、ひとつ~

銀座のクライアントのところに、2点納品をしてきました。

ここも、ほんとに素敵なお店で、たぶん私は修復業していなかったら、一生足を踏み入れることもなさそうな、超・超・超高級店。並木通りの、シャネルのショップが近くにある間口のひろーいお店・・・っていったら。もう、素敵なかほりがプンプンしますでしょ。

こんなところから依頼がありました。

最初に営業にいったときは、ビビりましたよ・・・。

ユニクロ着てったから。(笑)

まあ、職人ですから、許されるっていえば、許されるのかもしれませんが・・・やっぱりお店の雰囲気を考慮して服装も考えなければいけないと思う。それも仕事のうち。

今回はさすがに服装も気をつかいまして(自分なりに)お届けにあがったのですが・・・。

初回の納品だったので、さすがに緊張しました。仕上がりを気に入っていただけるか?いただけないか?!

To be or not to be (生きるべきか死すべきか by シェースピア) の気分です。

修復技術は今もてるすべて、いや、120%の力で取り組むのですが、仕上がり具合モノによって、そして評価も受け取る人にとってもマチマチです・・・。

ああ、神様みたいに、なんでも元通りにできたらいいのに・・・。

でも、人間ですから・・・。

人間、がんばりまっす!できるだけ、たくさん、満足してもらえるような修復をするぞ!

緊張の後は・・・ちょっと銀座、有楽町でお楽しみ。

行ってみたいなぁとおもっていた、マロニエゲートと「白い」マルイにいってきました。

マロニエゲートは東急ハンズが入っていますが、なんかぜんぜん雰囲気違ってた。
いかにも高級そう・・・。マルイも平日だというのに、たっくさん人がいて・・・東京のパワーを感じました。

IMG_8869.JPG

IMG_8866.JPG

2008年05月18日

文化財保存修復学会 終わる・・・

太宰府天満宮にいったり、TACTの森田さんたちと、すてきなレストランでランチをしておしゃべりしたり、懇親会で枡酒を飲んで酔っ払ったり・・・と、エンジョイするうち、学会らしいことをせずに終わってしまうのではと危機を感じて、学会口頭発表の会場にいってみることにした。

ポスター発表のほかに口頭発表もある。この口頭発表が、より、学会らしい・・・雰囲気であるように思う。

Img_9260s.jpg


やや、二日酔いと、どこかでファンデーションをなくしたため、コンビニに調達しにいき、しっかり遅刻する・・・。

口頭発表はなかなか緊張感がありました。これぞ学会・・・。

はっきりいって、保存・修復といっても、ジャンルは広い・・・広すぎて「いったい、ぜんたい、何?」と思ってしまうようなジャンルの人たちも、たくさんいる・・・。でも、そういう人たちが「文化財の保存」にむけて一生懸命がんばっているんだなぁー(世界ってか、日本は広いなぁー)と思ったのが、今回の収穫だと思う。

ポスター発表者は解説時間もあって、ポスターの前で説明する時間もあるのでして・・・。
それが最終日の午後15時から。昨夜、枡酒を酌み交わした先生も遊びにきてくれる。他、興味を持ってくれた人から質問など受ける。

となりとは、なんだか仲良くなっちゃう・・・。

吉備国際大学のみんなと、台湾からお越しの張さん。

Img_9271s.jpg

楽しかったです・・・。

このあと、バックヤードツアー。


九州国立博物館 バックヤードツアー

文化財保存修復学会の最後の最後にバックヤードツアーに参加してきました。

バックヤード=裏方 コレが見たくて修復業をやっているのかもしれません。

大英博物館
V&A MUSEUM
アッシュモーリアム博物館(OXFORD)

イギリスの学校で勉強しているときに、行ったところです。
どこもきちんとした「修復部門」があって、常勤の修復専門家がいるところ。

日本だとそういうところは東京国立博物館ぐらいなのかな・・・とおもっておりましたが、九州国立博物館には立派なバックヤードあるんですねー。

まずは、裏方というより、建物を支える免震装置を見学しにいきました。

Img_9273s.jpg

地震の多い国、日本ならではの問題だと思います。博物館が文化財の保存をする場所だとしたら、やはり、地震から文化財を守らなければいけない・・・というのは必須なのではと思います。

この免震装置によて建物全体のゆれを吸収するのだそう・・・。
やっぱり最新の建物ならではの工夫だと思う。


Img_9276s.jpg

所蔵品の保管スペース。ぜいたくに杉の木がつかってあります。
ここも「保存」という意味ではとても大切だそうです。というのも、「虫食い」などが発生しやすい、木、紙類などは、害虫をシャットアウトして保管することが何よりも大切だからです。

温度、湿度、紫外線のコントロールは常識として知っておりましたが、虫も言われてみればです。

Img_9279s.jpg


Img_9287s.jpg

上二つは文化財を記録する装置。たしかに記録も大切です。記録として残していくのも博物館の役割といえましょう。

カメラとスキャナーはコンピューターにつながれています。
スキャナーは最新式で、かなりの範囲のものが高速でスキャンできるそう。

Img_9300s.jpg

さらに、X線装置。立体的な仏像などを調査するときに威力を発揮します。

そうそう、ちょっと前にクリスティーズ(NY)で14億円で落札された、大日如来坐像もX線でスキャンされてました。(それは東博が実施)内部に経典が収められてたとか・・・いろいろわかるわけです。

Img_9294s.jpg

「紙」と「仏像(木)」のセクションがありました。「なんで陶磁器はないの~?」と、ついつい陶磁器の修復に携わるわたしは考えてしまいますが、理由がわかったような気がします。

「紙」セクションで修復している人のお話はこうでした・・・

やはり「紙」は痛みやすく、虫くいなどの被害も多い。
しかし本などは資料的な価値もあるために放置しておくわけにはいかない。
ただ、本といっても、ひとつの単位が「15巻5000ページ」・・・という膨大な量になることもあり、修復には非常に手間と時間がかかる・・・。

たしかに、陶磁器もポピュラーな存在ではあるけれど、紙という存在はとてつもないと実感しました。

仏像セクションでは木の仏像の修復が行われていたけれど、館所蔵品写真NGってことで、写真はありませんが、見学はさせてもらいました。

Img_9304s.jpg

最後に、トラックもOKよ・・・というものすごくおおきな搬入口シャッターの様子です。

とにかく、最新式のきれいなバックヤードでした。
バックヤードツアーとして一般の人にも公開されているようです。
こうやって裏方の仕事が少しでも理解されると、うれしいな・・・と思うし、その努力をされている九州国立博物館に敬意を表します。


2008年05月20日

文化財保存修復学会に行ってきました!

福岡の太宰府で行なわれた、文化財保存修復学会30回記念大会に参加してきました!
思った以上にすごかった!!というのが感想です。

私もポスター発表させていただきました。初参加だったんですけど。
受身的に参加するよりは、積極的に参加したほうが楽しいでしょ。
カラーフィルについても、できるだけ多くの人に知ってもらえたらいいな~と思って。

ポスター展示は九州国立博物館のエントランススペースで、一般の人も自由に見れるようになっていて、なかなかの盛況でした。

エクスカーション、懇親会、バックヤードツアーなどもあり・・・詳しくレポートする予定ですっ。

Img_9268.jpg

2008年06月12日

ミケランジェロも?

「この人についていきたいと思わせる21の法則」 ジョン・C・マクスウェル著 より

「誰も注意を払わないような暗い隅っこまでなぜそんなに丹念に仕上げているのかとたずねられて、ミケランジェロはこう答えている『神様がご覧になるからだ。』」

裏だから見ないでしょ・・・と思いつつ、なぜか気になってやってしまうんだなあー。

2008年06月17日

チエリ先生 A アンド B

工房いにしへには夢があります・・・。
それは、作業するときも、営業するときも、常に「着物」を着用すること。

「ムリムリ~~~」といいつつ。

「こうすれば、もう少し見積もり高くしても大丈夫かもね(笑)」
そうです、銀座でも錦でも、着物のオネーサンがいるところは、ちょっと高いでしょ。

というのは冗談として・・・。

スタッフで単衣の会をやりましたので、無理やり工房で写真撮影をしました。
ま、将来は本当にこうなってるかもしれません。 
着物姿の美女が修復しお待ち申し上げます。

ぜひご期待ください。

IMG_9665.JPG
■ 恥ずかしいのでピースしてみました・・・よけい恥ずかしいって(?!)

2008年06月19日

映画「蘇る玉虫厨子」を見に行きました

法隆寺に収められているという「玉虫厨子」
1300年前につくられ、推古天皇もお気に入りで、この厨子にむかって手をあわせていたという・・・。
仏教美術の最高傑作。

その玉虫厨子を蘇らせようというプロジェクトを、ドキュメンタリー映画にしたものです。

この映画は、東京首都大学理事長でもあらせられる、高橋宏先輩よりご紹介があり、
「名古屋で上映されるので、ぜひ見にいくように」と、お電話でじきじきにお達しがあったのです。

高橋宏先輩とは、去年の如水会名古屋支部 「平成卒業生の集い」に講師としてお越しいただき、大変お世話になりました。最初お会いしたときは「こ、こわい・・・」と思わずよろけそうになりましたが、とてもとても後輩思いのやさし~い先輩だったのです。

高橋先輩の輝かしい履歴は省略させてもらいますが、書道家として、今回の「蘇る玉虫厨子」の題字をお書きになられました。

もう、それは見に行くしかないでしょう・・・。

というわけで、名演小劇場に見に行ってまいりました。
わけあって、上演終了の前日。スタート5分前到着。

・・・・・・・満員でした。席をつめてもらって、私はなんとか普通席には座れましたが、補助席がでて、なんとかお客さん全員が座れたという・・・。映画好きの友達に言ったら「映画館が満員になるなんて、そんなこと、めったにないよー。」といっていました。

復元の様子は驚きの連続・・・。

私もいち職人ですが、あの作業に耐えられるか・・・というと気が遠くなります。
要求されるレベルが非常に高く、かつ、それを持続して作業するのは並大抵のことではありません。

また、1000年先を見越したプロジェクト というのも感動しました。

平成にこのプロジェクトがなかったら・・・1000年後の人たちは「玉虫厨子」を見ることはできないのですから。

どうやら連日盛況のようで、再演が決まったそうです。7月12日から2週間だそうです。

詳しくは劇場にお問い合わせください。
名演小劇場 TEL 052-931-1701

高橋先輩情報ですが、この映画は「洞爺湖サミット」でも上映されるとか。

東京で上映される情報をつかんだら、またブログに書きます。

とにかく、修復・保存に興味のある人、そういう仕事をしている人、志す人は、ぜひ見てほしいです。

ついでに・・・ではありませんが、題字とエンドロール「高橋峰外」のクレジットもばっちり見てきてください。

IMG_9685.JPG


2008年07月19日

『暮しの手帖』に載ります☆

みなさん・・・『暮しの手帖』って知ってますか?

そう、暮しの手帖です。歴史のある雑誌(今年で60周年)なので、知らん・・・って人は少ないと思う。
たとえば、お母様が愛読していたり・・・とか、奥様が愛読していたり・・・。ご自身が定期購読なんかされてることもあるでしょう・・・。

といったら・・・それは、いいおうちの人でございます。

そんな雑誌に工房いにしへの佐野智恵子指導の記事がのるんです。

いままで極秘にしておりましたが
ごく一部にはカミングアウトしておりました。(私の敵ではなく見方だと判断した人 爆)

7月25日発売!!!!!!

もう、ぜったい見てよ☆ 書店で買ってよ☆ ちゃんと読者ハガキで「智恵子先生の記事が一番よかった・・・」と書いてよ☆(逆はやめてね・・・笑)

告知しようとおもってたんだけど・・・嵐のように忙しくなって。

汗、たらしながらブログで告知します。

2008年夏・・・・・・キンチョーの夏・・・・・・・・・暮らしのテチョーの夏。


2008年07月27日

骨董ジャンボリー2008夏

東京ビックサイトで開催される骨董ジャンボリー2008年夏、今回で20回目をむかえたそう。
心もあらたに・・・ということでしょうか、修理屋横丁に大きなも変化がありました。奥の離れ小島でのんびりと営業していたのですが、な、なんと、入り口近辺にブースが移動になったのです。

今までは本気で修復を頼みたい人しか来ませんでしたが、今回は露出大のため、すごく反響が大きかったです。

「え~直せるの?!」
という声をたくさん聞きました。

実際の依頼はそんなでもなかったですが、認知されるだけでもありがたいことです。

骨董ジャンボリーの会場に足を運ぶ人は古いもの・アンティークが大好き。

古いからこそ、壊れていることもある。でも、壊れているものでも、価値のあるものは価値があると思う・・・。そんなときにお役に立てればなぁ・・・と思ってブースに待機しています。

IMG_0121.JPG■  ブースがちょっと狭くなったけど露出大でした

2008年08月13日

ついに日経新聞

『暮しの手帖』に続いてブレイク中(笑)

日経新聞の取材を受けて、それが記事になりました。
カラーフィル(陶磁器の修復)についてなんだけど。

全国区ではなくて、中部経済でもなくて、夕刊のそれも中部版・・・。

如水会名古屋支部の先輩方から反響があるかな・・・と思って、かなり楽しみにしていたのですが、さすがに、お盆期間の夕刊のせいか何もコメントない(笑)

うちも朝刊しか定期購読してなくて、その夕刊をコンビニに買いに走りました。
それも、読者さんの問合わせで気づいた、というところです。
(いちおうXデーの朝刊を見てチェックしたが、載ってなかったので「流れたかな・・・」と思っていた。)

「日経に載る!!」を目標にしていた私としては、1つ目標達成・・・・です。

名古屋支店の記者さんが工房に取材にきて・・・で、まあ、めったにないことなので、いろいろ聞いてしまったわけです。逆取材。。。

まず・・・日経朝刊の文化面(一番最後のページ)は東京本社の記者さんが牛耳っているということ。
あそこに載るためには(笑)東京でチャンスを狙うしかありません・・・。

あと、「交遊抄」は、如水会の同期・後輩あたりが出世なんかしたりして、先輩の「佐野智恵子」さんとはよく飲んだなぁ・・・・(笑)とか書いてくれたり、壮大な計画としては、「私の履歴書」の連載かなぁ。(ハハハっ・・・爆)

それにしても、「記者」と、「それ以外」(たとえば営業)は別採用で、まったく交流がないんです・・・っていうのもすごく驚いた。

岐阜県現代陶芸美術館の仕事をさせてもらったので、その話の折に・・・・
「そこで「カルロ・ザウリ」の主催を日経さんがやってましたよね~」とお話をつなごうとしたら・・・

「し、しりません」・・・・・だそうで。(汗)

そういうのは、文化事業部がしきるそうで・・・同じ「日経」のワクでくくったらだめなのね・・・・。

ってか、隔離されてる?!ってか・・・

へんな虫がつかんように、純正培養されてんの?!

記者さんという特殊な職業の人と接触できたことは収穫でした。

取材って楽しいわ・・・・。また機会がありましたら、よろしくお願いします。m(_ _)m


2008年08月20日

名古屋和合ロータリークラブで講演

名古屋の名士が集まるという・・・名古屋和合ロータリークラブで講演をしてきました。

テーマはいつもの・・・「いにしへの美を蘇らせる」

講師として呼んでくださったのが、如水会でもお世話になっている安井先輩です。
安井家具といったら、名古屋の人はわかると思います。
その安井家具の社長だがね・・・。(←名古屋弁)

講演会場はウエスティンナゴヤキャッスルホテル。

かなり久しぶりです。

それにしても、どうしてこう、玄関に黒塗りの車がズラっと並んでいるのか。
ドアボーイがわんさかいるのか。
さらに・・・
フロントで迷っていたら、すかさずオネエさんが近寄ってきたのか。

その理由は、同じ会場で中部経済同友会の講演会が開催されていたからでした。
トヨタをはじめとする大企業のトップ(社長、会長クラス)がうじゃうじゃと・・・・。

それでもって、講師が自由民主党幹事長であらせられる、麻生太郎氏だったのです。

ロータリーの受付で

「ちょっとよけてください・・・・」と背中を軽く押され、「オイオイ、わたしはロータリーの講師なんだけど・・・」と思いつつ、後ろを振り返れば、麻生太郎。

講演が終わって、割れんばかりの拍手に送られ、ウエスティンのVIPルームに入っていくところでした。

SPに背中を押されて、ちょっとムッとした私でしたが、麻生太郎なら許す・・・・。

いままでに見た最高ランクの有名人。

さらに、格は違うかもしれないけど、同じ会場で、同じ日に講演したんだもん。

麻生氏の「へ」の字の口が、あまり好きではありませんでしたが、クールビズの決まり方はSO COOL!さすが政治家やぁ・・・なんともいえないオーラが出ておりました。

それにしても、久しぶりの講演でした。アンティーク・骨董・修復講座などではなく、一般向けの講演としては6年ぶりです。

それにしても、私、人生最初の講演は・・・ぶるっちゃったね、そして、ひどかった。

如水会名古屋支部の月例会で、大先輩を前に自分の人生を語ってもーたこと。今考えても冷や汗がでますが、若気の至りでそれはそれでよかったのかもしれません。

その失敗を乗り越え・・・。場数踏んで・・・・。

それと、あとようやく、一生懸命仕事してきた結果が、たまってきたのかな・・・と思います。

一朝一夕ではなく、コツコツと積み重ね・・・。

愛知県陶磁資料館の実績はもちろん、今とりくんでいる某美術館作品の修復についてなども含めて・・・・修復って裏の仕事ですから・・・あんまり表にでることありません。

それを、知ってもらう機会をつくってもらえたことは、ほんとうにありがたいことです。

それにしても、ジェントルマン安井先輩って・・・・なんて素敵なんでしょう☆

緊張して硬くなっている私に「今日は練習でいいからね。これから、いろいろとお声かかるかもしれないし・・・。そのための練習!練習!」と笑顔で話しかけてくれたり・・・。

講演前に出た食事はのどを通らず・・・(講師の先生、注目を浴びる中、すごい勢いで(笑)バクバクは食えません)

それを横で見ていた先輩、
「あんまり食べれなかったでしょう。ケーキたべよっか・・・。」
と、終わってからティーラウンジでおいしいケーキをごちそうしてくれたり・・・。

安井先輩の超一流の気遣いに、一流人の真髄を見たり。

わたしもこんな人になれるよう・・・修行。修行。仕事。仕事。


2008年11月01日

月刊なごや 11月号

今年は紙面媒体でちょくちょく露出させてもらっています。

如水会会報(新年号)
暮しの手帖(7月)
日経新聞(8月 夕刊・地方版だけど)

そして、月刊なごや(11月号)

月刊なごやは編集長種村さんとZIP-FMの番組審議委員会でお知り合いになり、くしくも5年前の11月号に記事を掲載してもらった・・・という古いおつきあい。5年前は名古屋でがんばる若手ってコーナーだったなあ。わたしもすっかり若手ではなくなりつつあることを実感します。

今回、すこ~し前(たしか1年ぐらい前)に名古屋画廊のレセプションでお会いするという機会があり、たぶん、そこで「こんなやつがおったな。」と思い出していただいたご縁で話がきたのでは・・・と推測しております。

今回は「随想」寄稿という形になったのですが、ついにですよ。ついに。
「顔出し」オッケーとなりました。

(顔出しってのも、変ですけど・・・・。どっかのイメクラみたい。)

顔写真が掲載されたということです。

『暮しの手帖』 では、なんで顔がでてないの?!と、さんざんからかわれ・・・・。
日経新聞の連敗を経て・・・・。

やっぱり、それなりにうれしいものです。

いやいや、取材してもらえること、掲載してくれること・・・それは、私の「顔」ではなく「仕事」に注目してもらていることですからね。顔はどうでもいいんだけどね。ほんとは。

如水会事務局長の関さんに、この前お会いしたときに「ご報告です☆」って『暮しの手帖』を見せたんですけど。

顔のってないんですけど・・・っていう、わたしの控え目な報告に対して
「(君の仕事は)手が一番重要だもんね」という、やさしいお言葉。

こういう人はもてるんではなかろうか・・・。

たしか、飲み&カラオケにいったときに「おれ、オバチャンにもててサァー」とおっしゃっていたことが、あったっけ。

月刊なごや 名古屋にいらっしゃったら・・・ぜひお手にとってくださいませ。

gekkan-nagoya200811.jpg


2009年06月14日

文化財保存修復学会@倉敷の様子

ポスター発表をしてきました。

6月14日の2日目・・・どういうわけか(というか、ギリギリすべりこみエントリーしたためだと思う)、エントリー番号は一番最後をいただきまして、はじっこです。

200906bunkazai.jpg


カレッジつながりで会えたHEMUKIさんが写真撮影してくれました。(Thanksです)

学生さんから熱い質問をいただきまして・・・なかなか楽しい発表となりました。
アカデミックなものを追及する学生さんに対して、経験とカンが頼りの職人の質疑応答はちゃんと成り立ったのでしょうか・・・。

学生くん、期待してます。研究がんばって、アカデミックに昇華させたものを見せてください。


2010年01月24日

私が掲載された読売新聞をちらっとお見せします

読めてしまうと著作権などのこともあり、NGがでるのではとおもいますので、
ちらっと写真をお見せしますね。

yomiuri20100123.jpg


2010年06月13日

文化財保存修復学会in岐阜 第32回に参加してきました

1年に1回ある文化財保存修復学会に参加してきました!

今年は距離的にはお近くの岐阜が開催地となりました。長良川国際展示場が会場で、長良川のほとり、金華山のふもと。岐阜金華山♪ろ~ぷう、ウェイ♪ (昔のCM)

ひさしぶりにいってみたら、風光明媚なところで、観光スポットあれやこれや。

後悔してしまいました。いやいや、小学校のときは金崋山に遠足にきたりしてたんで・・・油断してましたね。

九州から来ていた知り合いは

「佐野さん、鵜飼いいきましたか?わたしたち、行ってきましたよ。幻想的でよかったですよ。ぜひ行ってみてください。」

やられました・・・。

なかなか近いと、また今度ね。という気分になり、後回しにしてしまいます。

近いうちに鵜飼いは攻めてみたいと思います。

それはさておき、今回は3回目の出場になりました。
わたしのポスター発表の内容もグレードアップしたような・・・。

今年は産業技術総合研究所中部センター、そして愛知県陶磁資料館のお許しを得て、「ジャパニーズデザインの挑戦」で修復させてもらった、高麗青磁の水注の修復事例を発表させてもらいました。

そんな産総研様に、ぬけぬけとお願いしてしまうとは・・・知らないからお願いできたかもしれません。

「産総研って、すごいとこの仕事させてもらってるんですね。」と、おっしゃられたクライアント様がいらっしゃいますが・・・いわれてみて、気づきました。(はじめっから気づいとけ・・・という声も聞こえますが)

そして、インターネットで調べてみたら、すごいです。
先端産業の総合研究所です。

産総研 ホームページhttp://www.aist.go.jp/index_ja.html


学会での発表はわたしのアセスメントのようなもので、いつもは教室で生徒にアセスメントやれー。やれー。とはっぱかけておりますが、言ってみれば、わたしをアセスメントしてくれる人は教室にはいないわけで、そのいい機会となっているのが学会です。

正直、けっこう忙しいです。
原稿かくのに時間がかかります。
ポスターつくるのもお金がかかります。
学会の会場に出かけるまでにも時間とお金がかかります。

でも、来年も参加しよう・・・って思ってます。

今年は名古屋の教室の生徒さんが1名。東京の教室の生徒さんが1名。学会に参加してくれました。
けっこう刺激的だったと思う。

わたしも毎回刺激を受けてます。いろんな人が、いろんな分野で一生懸命修復に取り組んでいることを肌で感じられるから。

あとは、学会で、なかなか会えない人と会える・・・という楽しみもあります。

P1000912-300.jpg

去年の学会@倉敷の懇親会でミョーになかよくなってしまった、中部資材の茂野さんと。
仲良くなったきっかけはビールを注いで話して判明した共通点「愛知県からきている(知多市&東海市)」「酉年(おないどし)」「酒(どんどん飲めます)」

同窓会のような気分です。

2011年05月11日

今年も文化財保存修復学会で・・・原稿書き完了

今年も文化財保存修復学会で発表することになりました。その原稿を書き終えてほっとしているところです。

今年の学会は第33回となり、奈良で開催される予定です。
詳しくは文化財保存修復学会のホームページにて。

2011年6月4日(土)6月5日(日)二日間の開催で、わたしの発表はポスター掲示と要旨集の掲載になりますが、ポスター発表は6月5日13時。

原稿書き終えてホテルを予約・・・とおもったら、6月3日はすでにビジネス系ホテルは満室でした。なんで6月3日からかといいますと、プレイベントがあるのです。いろんな施設の見学で、わたしは元興寺文化財研究所第一希望で応募したのですが、なんとか当選するといいなぁ・・・・・。

またブログで報告します。<(_ _)>

2011年06月04日

文化財保存修復学会にいってきました @奈良 1日目

文化財保存修復学会は今年で33回目になります。わたしは、30回目@大宰府から発表をおこなってきましたので、今年で4回目になります。

「あおによしならのみやこはいまさかりなり」
古都・奈良は見どころいっぱい。

学会といいつつ、ぬかりなく観光もさせていただくのが、楽しい学会の過ごし方なのでしょうが、たぶん他の人よりは楽しんでしまっているように思います。

P1040343.jpg


知り合いに現地で会いましょうと声をかけたところ「11時から4時までは発表を聞いてます。」というメールをもらい、やっぱり熱心なきちんとした人もいるものだと感心しておりましたが、当日にその人から「まだ観光中ですか?」というメールが・・・

スンマセン。観光終わらせました。
というより、ギブアップ。足疲れたーーーーーー。(+o+)

観光って歩き回るのでものすごく疲れる・・・ということが、ひさしぶりの観光でよくわかりました。2010年はあまりに仕事で忙しすぎて観光にいく時間すらなく、時がぶっとんでいったという1年でしたので・・・。

奈良新公会堂が会場で、驚いたことに能舞台が口頭発表の舞台でした!!

これならステージにたっても良いと思ってしまいました。

P1040373.jpg

学会の会場はここちよく冷房が入っており、これまた疲れをいやすステキなモードでした。

夕方は懇親会。今年も結構な人が出席しています。ざっと200人くらいでしょうか。
顔見知りになった人に挨拶するのが楽しみではありますが、知らない人とお名刺交換したり、知らない人とビールを酌み交わしたり・・・これまた楽しい時間を過ごすことができました。

ちなみに、学会をきちんと聞いている知人は「懇親会は出ない」と申しておりました。
そして、懇親会の報告(お名刺交換をした人の説明)をしてあげたところ「『スプリング8』から人来てたの!?(&うらやましそうな顔)」と申しておりました。

どうやら有名ですごい機関のようです。わたしは知りませんでした。
そんなところの人とも気さくにお話しができてしまう懇親会。
やっぱりすばらしい。

わたしのようなタイプは懇親会会場のが、有意義になってしまうのかもしれません。ほんとにお酒が好きでよかった。(笑)これからもがんばりたいと思います。


About 修復コラム

ブログ「いにしへ日記」のカテゴリ「修復コラム」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリはつれづれです。

次のカテゴリは修復教室です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34